デュフレベース赤堤
㈱サジェスト
中高層分譲住宅部門 (小規模)
法令や条例、形状や規模等によって住宅事業用地として難がある土地を高密度に開発、新たな付加価値を創造しながら事業収益性を確保した重層長屋建ての集合邸宅。外観デザインは、コンクリート打放しを基調とし、小たたき仕上げや杉板型枠仕上げなどソリッドで重厚感あるファサードなど独特の存在感を醸し出している。最大公約数的な消費者ニーズを狙わず、ターゲット趣向を限定して徹底的に作り込みを行い、購入者の満足度は極めて高い。
画像ギャラリー
事業コンセプト
グッドデザイン賞受賞の当社分譲「デュフレベース南麻布」「デュフレベース成城」に続く重層長屋形式の第3弾。
法規や条例、形状や規模等によって、住宅事業用地として難があった土地を、高密度に開発し、豊かな住空間の提供、新たな付加価値の創造を行いながら事業収益性を確保した重層長屋建の集合邸宅全8邸。
本事業用地は接道約4.3m と、一般的な共同建計画の必須要件を充分に満たしておらず、かつ第一種低層地域(容積率150%)であったため、より効率性の高いプランニングが求められた。重層長屋建とすることで、共用部を限りなく最小化し、駐車場及び駐輪場スペースは容積緩和面積でありながらビルトインすることで専有面積として利用した。
また、吹抜けリビングやロフトスペース、屋上ルーフテラスなど生活空間面積を立体的に最大化しながら商品性を高めた。
商品企画
【コンセプトワード】 隠れ家の、開放感。本計画地は、いわゆる「旗ざお地」であり、ネガティブなイメージが先立つが、接道面入口には大きなシンボルツリーがあり、そこを抜けた奥は高台で開放感が広がる。
【プラン・ゾーニング】
外観デザインは、コンクリート打放しを基調とし、小たたき仕上げや杉板型枠仕上げなどソリッドで重厚感あるファサードを目指した。特に南面では日影規制、採光率確保の条件をクリアする雁行状ファサードが独特の存在感を醸し出している。
ゾーニングは2面接道を活かし、2か所にエントランスを設けることで人車動線を分離。ロートアイアンのカーゲートが邸宅としての風格と大人の隠れ家感を演出。
住戸プランは、クロスメゾネットとなっており、ガレージ付住戸が上層階3層タイプ、DOMA(土間)付住戸を下層階2層タイプとした。
上層階タイプは屋上ルーフテラスのほか、天井高3.75mの吹抜けリビングにロフトを設置し高台の眺望を味わえる開放感溢れる空間を実現。
事業成果
本事業のポイントは土地の有効活用とバリューアップだった。
個人邸としては規模が大き過ぎ取得可能なエンドユーザーは少なく、事業者としては、様々な建築規制から事業プランの組み立てが難しいため、土地の価値を上げきれない非常に難しい土地であった。
その中で、様々な事業パートナーの方たちとともに、アイデアを絞りながら、土地の魅力を大きく引出すことに成功し幅広い顧客層から高い評価を得られた。
また、カスタムオーダーシステムでは、現代の多様な趣向に対応し、購買意欲を大きく引き出したと同時に顧客の方たちのライフスタイルをさらに彩ることにも貢献できたのではないか。
近年、土地価格、建築費の高騰から住宅価格は上昇しており、より納得性の高い商品づくりが重要となる中、本件同様に、当社独自の工夫と着眼点を持ち、各方面からご協力をいただきながら今後も事業に取り組んでいきたい。
物件概要
事業主名 | 株式会社サジェスト |
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現場住所 | 東京都世田谷区赤堤2-32-13 |
企画設計 | 有限会社ラブアーキテクチャー |
施工者名 | 株式会社大勝 |
工事竣工 | 平成28年6月29日 |
規模概要
敷地面積 | 526.66m² |
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延床面積 | 860.16m² |
住戸面積 | 73.58~129.23m² |
構造規模 | RC造地上3階建 |
住戸総数 | 8戸 |