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ワコーレノイエ 藤原台北町

和田興産㈱

戸建分譲住宅部門 (大規模)

街区内の道路をループ状の一方通行とし、その周りに住戸を配置、車両の交通を抑制することで居住者の安全を確保するとともに、道路を挟んで居住者がふれあいを生み出すランドスケープが素晴らしい。オープン外構を基本に、敷地境界に花崗岩を均等に並べ一体感を持たせている。外観は、建物デザインや色使いに変化を持たせ、上質な雰囲気を醸し出している。住戸内は対面キッチンとリビング内階段を標準とし、開放的なリビングを実現している。

事業コンセプト

本事業エリア(藤原台エリア)は、平成初期に神戸市北区藤原台に都市再生機構(当時は住宅・都市整備公団)が大規模な開発を行い、最寄り駅の「岡場」駅(神戸電鉄三田線)周辺を中心に行政サービス・商業施設・病院・学校・公園を配し、神戸市のニュータウンとして人気を誇ってきました。その時より約四半世紀を過ぎ、街開き世代の子供が大人になりマイホームを検討していく周期にあたります。そういった世代をターゲットに置き、「この街で家族と一緒に暮らしたい、子育てがしたい」と思っていただけるような街づくりを主旨とし、成熟したニュータウン内においては開発・供給が難しい駅徒歩圏(12 分)で20 区画以上の規模のある分譲地という「希少価値」に加え、これまでの藤原台地区開発にはなかった特殊な街区デザイン、住宅の街並みを創り、暮らし心地と街並み資産の価値向上を提供できるよう企画立案しました。

商品企画

ランドプランについては敷地内道路にインパクトを持たせ、街全体をエンブレムをイメージした配置にしました。そのことで敷地入口部分がカーブとなり、さらに角地が増えることで自動車のスピードの減速を促せるほか、角地の住戸を増やせるメリットが生まれました。また道路は一方通行とし、敷地内道路での安全確保を図りました。
住戸については、リビングイン階段、対面キッチンを標準採用プランとし、家族のコミュニケーションを育むプランを計画。さらに玄関から洗面、キッチンへの2WAY 動線、ウォークインクローゼット、LDK と和室を一体とするなど、家事動線や収納を意識しながらも空間の広がりを感じられる間取りを22 戸全てに配置しました。また全住戸にカフェスペースが作れる程のゆったりとしたバルコニースペースを設け、緑の多いこのエリアの四季がバルコニーにいながら感じられるように設計しました。
外構についてはオープン外構とし、道路と敷地境界には全住戸統一で花崗岩を並べ、一体感を持たせるデザインとしました。植栽についてはシマトネリコをシンボルツリーとしたほか、現代の生活スタイルを反映し量的には多すぎず少なすぎず世話しやすい植栽を選定しました。
藤原台地区は自治会が法人化され管理体制がしっかりとれている地域ですので、本プロジェクトでも自治会に加入し22戸で1班となり地域と連携しクリーン活動や防犯対策に取り組んでいます。

事業成果

 本プロジェクトの前身は大手企業の単身寮であったため人の入れ替わりや空室が多く戸建住宅の多いエリアにはなじんでいませんでしたが、当社分譲によりファミリー世帯が増加したことで自治会・地域の活性化(イベントの協賛・JA とのイベント等)への貢献度が高まりました。さらに本プロジェクトの販売活動により潜在顧客の掘り起こしがなされたことで、周辺の空き地や古家の他業者による建売・請負・リフォーム事業が増加している傾向にもあり地域の住宅市場の活性化にも貢献できました。
駅徒歩圏でありながらも郊外エリアにもなるので駐車スペースや延床面積等、「ゆったりめ」をご希望される方が多く、購入価格についても高すぎず相場感あたりを予算としている方に対しては広さ・間取り・内装・住宅設備等は大いにご満足いただくことができました。

物件概要

事業主名 和田興産株式会社
現場住所 兵庫県神戸市北区藤原台北町6-3-3ほか
企画設計 株式会社ユニットシステム研究所
施工者名 津田産業株式会社
工事竣工 平成27年12月28日ほか

規模概要

敷地面積 4,053.08m²
住戸面積 131.99 ~ 204.51m²
延床面積 102.16 ~ 124.21m²
構造規模 木造枠組壁工法地上2階建
住戸総数 22区画

戸建分譲住宅部門

中高層分譲住宅部門

不動産関連事業部門

企画・開発部門

リノベーション部門