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リストガーデンゆめまち

リストデベロップメント㈱

戸建分譲住宅部門 (大規模)

「子どもの夢を育む街」をテーマにした東北芸術工科大学との産学連携による長期プロジェクト。親子のコミュニケーション、自由な創造力に着目し、遊びを誘発させるカースペース、自然と人が集まるウッドデッキ、子供と家族のつながりを創出する家具「ツクルカベ」を設置したほか、分譲地の一角に遊び場ともなる「はらっぱ」を設け、子供の創造力を育むきっかけを生み出している。横浜市特有の傾斜地を 40 戸の住宅団地に仕上げる構想力・事業推進力も高い評価につながった。

事業コンセプト

本プロジェクトは子育てのあり方を考え“子どもの夢を育む街”をつくった産学連携プロジェクトである。
現在、都市部を中心に、住宅の狭さや遊び場の減少、コミュニケーションの欠如から成る相隣関係の希薄化、核家族化の加速・共働き世帯の増加による子育て環境の変化が著しい。そんな中「子どもの頭が良くなる家」というような表面上のプロジェクトでは子育て環境の根本的な部分は改善されていないように感じる。そういったことではなく、子どもにだけフォーカスせず家族として、街として、子育てと向き合う環境を創造することが子どもの夢を育むことにつながると考えた。
そこで「次世代に対する想い」を強く持った東北芸術工科大学と共同でプロジェクトを推進。プロダクトデザイン学科、建築・環境デザイン学科、グラフィックデザイン学科の3学科計20 人の学生が、「実際に商品化する」という目的のもと、共同研究という枠を超えた実戦形式での取り組みにより、大学側・リスト側それぞれにとって多大な相乗効果をもたらした。

商品企画

「子どもの夢を育む」ために重要なことを考えたとき、本プロジェクトでは「親子のコミュニケーション」・「自由な創造力」に着目した。遊びを誘発させるようなカースペース、自然と人が集まってくるようなウッドデッキ、自由な発想が生まれるような“ はらっぱ” が親子のコミュニケーションを生み、子どもの創造力を育むきっかけを生み出している。
街のランドスケープデザインでは「おもてなし」を基軸として多様なコミュニケーションを創出するきっかけを外構計画にて表現し、また、全40 棟の玄関に標準設置された「ツクルカベ」は、東北芸術工科大学の学生が企画、設計、運用方法を試行錯誤し商品化され、シンプルな構造ながら遊び心満載のパーツを自由に組み合わせることにより、新しいコミュニケーションの在り方を創造している。

事業成果

全40棟の購入者のうち子どもがいる世帯が24世帯、これから子育てを控えている世帯が15 世帯おり、圧倒的に子育てを考えて購入された方が多かった。入居後のインタビューにおいても「ウッドデッキはプランターを置いて、夏には子どもと一緒にキュウリなどの野菜を植えています」「子どもと“ はらっぱ” に行って遊んでいる子がいると、一緒になって遊んでいるので嬉しいですね」等、親子や子ども同士、親同士のコミュニケーションが生まれ、子どもの夢を育む環境が自然と形成されている。
住宅市場が縮小していくと予想されているが、主となる購入者が子育て世帯であることは変わらない中、子育て世帯の購入者から本プロジェクトを評価していただいたことは今後の事業に向けた試金石になったと感じている。

物件概要

事業主名 リストデベロップメント株式会社
現場住所 神奈川県横浜市保土ケ谷区東川島町36-15
企画設計 リストデベロップメント株式会社
施工者名 リストデベロップメント株式会社
工事竣工 平成28年7月6日

規模概要

敷地面積 125.51~178.93m²
延床面積 98.74~99.98m²
構造規模 木造枠組壁工法2階建
住戸総数 40区画

戸建分譲住宅部門

中高層分譲住宅部門

不動産関連事業部門

企画・開発部門

リノベーション部門