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ウィルローズ蔵前リバースイート

(株)グローバル・エルシード

中高層分譲住宅部門 (小規模)

ハドソン川に面したハドソンホテルを意識したデザインコンセプト。目の前に東京スカイツリーと隅田川を望む開放的な立地で、高額プロジェクトに相応しい内部仕様と高い天井高を確保した。全住戸を南東向きに配置し、隅田川に面したバルコニーは 1.95m 以上とし、全住戸にウッドデッキを採用した。総戸数 26 戸のプロジェクトで 13 人乗りの大型エレベーターを採用したことも高く評価された。

事業コンセプト

台東区蔵前一丁目、隅田川テラスを南東に接して、目前にスカイツリーと眼下に隅田川を望む開放的な立地。江戸通り、国際通りから数ブロック隅田川に寄って通りを入るので、生活、騒音環境として大きな支障はない。江戸時代に幕府の御米蔵(浅草御蔵)があり、江戸時代中期以降、御米蔵の西側に位置した当該地周辺が「蔵前」と呼ばれるようになった。戦後多くの問屋(玩具、花火、装飾)が立並び、戸建住戸か乱立する昔ながらの街並みが形成されている。北西から南東に細長い立地の特性を活かし、南東側かつ隅田川にできるだけ接近できるような配棟計画を企画し、河川区域や景観条例への対応、旧護岸や既存の地中障害等、諸問題を解消しながら設計監理、コスト管理、現場管理を行った。

商品企画

昔ながらの風情がある隅田川の特性と、活性シンボルであるスカイツリーの対比を、「古き良きもの」と「新しい風」と捉え、ニューヨークのハドソン川に代表される「新旧融合」をデザインコンセプトの基端とした。川沿いに住む利点である、穏やかな水面を身近に感じられるよう、全住戸を南東向きに配置した。開放的な生活が想像されるバルコニーでは約1.95m以上を確保し、全戸床にウッドテッキを採用した。特に2階については、より水面を近く感じられるよう、奥行を部分的に約2.50mとしている。対岸に首都高が走っているが、バルコニー手摺を、熱線反射フィルム合わせガラス手摺とすることで、外からの視線を遮りながら、各住戸内からの景色と採光を確保することができた。

事業成果

事業のコンセプトが最大限に反映され、本物件のシンボルとも成り得るバルコニーに露天浴槽が設置され た最上階住戸は、販売開始後即完し、その希少性と志向性に向けた弊社の「こだわり」は、消費者の購入意欲を捉えることができたと思われる。デザインコンセプトにあるハドソン川のハドソンホテルを踏襲したバルコニー先端のLEDライン照明は、対岸テラス若しくは首都高から物件が目に入る人へ堂々と存在を主張する。夜間は淋しく暗かった足元の隅田川テラスも、ライン照明から降り落ちる明かりによって、その存在目的をより際立たせる。全戸玄関前にポーチを計画し、EVについても運 送能力を超えた乗用 13 人乗りを採用し、消費者の 様々な趣味・嗜好にも応えることができる。

物件概要

事業主名
株式会社グローバル・エルシード
現場住所
東京都台東区蔵前 1-1-6
企画設計
株式会社 KAI 都市・建築研究所
施工者名
株式会社田中建設
工事竣工
平成24年10月15日

規模概要

敷地面積
506.30m²
住戸面積
56.01 ~ 79.46m² (平均 67.10m²)
延床面積
2,231.79m²
構造規模
鉄筋コンクリート造 地上 10 階建
住戸総数
26 戸

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