キラリス函館(函館MARKS THE TOWER)
㈱フージャースコーポレーション
企画・開発部門
函館駅前若松地区第1種市街地再開発事業として、「交流都市函館の玄関口にふさわしい、にぎわい空間と景観の創出」をコンセプトに、定住人口の確保を目的として住宅保留床を取得して分譲した再開発事業。函館駅前のランドマークとして落ち着いた外観デザインを採用、函館市街を一望できる眺望も素晴らしい。行政や地元青年会議所の協力を得て、企画・販売を行った総合企画力、函館駅前の賑わいを取り戻し、地域の活性化に貢献したことが高評価につながった。
画像ギャラリー
事業コンセプト
「市民生活と歴史・文化・観光が融合した回遊性の高いまちづくり」を基本コンセプトで始まった函館市中心市街地活性化基本計画のひとつ函館駅前若松地区第一種市街地再開発事業は、官民一体事業で地域の皆様からも期待を寄せられた事業であり、さらに本地区内にある和光ビルは、老朽化・防災対策及び活性化の観点から再建が望まれていました。
駅前一等地でありながら、空き区画の発生や未利用地の点在がみられ、駅前の活性化が望まれる中、平成28年3月26日の北海道新幹線開業を控え、市の玄関口として相応しい街づくりを目指し、和光ビル及びその隣接地区を個人施行株式会社NAアーバンデベロップメント様が市街地再開発事業として整備いたしました。
本事業は「交流都市はこだての玄関口にふさわしいにぎわい空間と景観の創出」をコンセプトに、同市街地再開発事業において、当社が良質な住まい提供を通じ、駅前再開発に貢献し同時に都心部に暮らし、マンションに暮らすというライフスタイルを提案し、定住人口の確保を目的として住宅保留床を取得・分譲したものです。
商品企画
「市民生活と歴史・文化・観光が融合した回遊性の高いまちづくり」を基本コンセプトで始まった函館市中心市街地活性化基本計画のひとつ函館駅前若松地区第一種市街地再開発事業は、官民一体事業で地域の皆様からも多大な期待を寄せられた事業であり、函館駅前のシンボル「WAKO跡地」に生まれた複合再開発タワーです。
地域に溶け込み地域の皆様と一体となる販売戦略(商店街まわり、行政とのタイアップ、地域新聞や地域放送局でのPR)やお客様のニーズにアプローチする告知戦略により事業の成功を収めることができました。
函館駅前のシンボル的存在となった本プロジェクトは、市内だけでなく市外・道外からも注目を多く集め函館初の複合再開発タワープロジェクト「キラリス函館」(商業施設・公益施設・住宅(函館MARKS THE TOWER))の誕生は函館駅前の賑わいを取り戻し、かつ地域の活性化に貢献することができました。
事業成果
商品性については、光井純&アソシエーツ建築設計事務所様よりデザイン監修いただき、人が集い、交流し、賑わいを生み出す都市再生に貢献するデザインをコンセプトに、高層部は一邸一邸に違う顔を求め、カラーは函館の未来を語るまぶしい白を基調としています。フレームやバルコニーを活かし、東西南北の4面すべてに異なるファサードを描き出しました。さらにバルコニー内のカラーやフレームのデザインに細やかな変化をプラスし、一邸として同じものがないかのような表情を与え、集合住宅でありながら一邸一邸にアイデンティティを持たせています。
また、商業・公益施設が入る基壇部は、より人と人が交わるように「都市の暖炉」のような吹抜を計画、ライトアップすることで駅前の交差点を彩っています。カラーは、風合いのある優しい色調のベージュ色を基調に函館の歴史を語るよう本町の洋館や港の倉庫に見られるレンガ色を開口部にアクセントとして採用いたしました。モダンな建物に歴史的モチーフが彩りを添えています。
物件概要
事業主名 | 株式会社NA アーバンデベロップメント |
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売主名 | 株式会社フージャースコーポレーション |
現場住所 | 北海道函館市若松町20-59 |
基本設計 | 株式会社ユーデーコンサルタンツ一級建築士事務所 |
実施設計 | 西松建設株式会社北日本支社一級建築士事務所 |
施工者名 | 西松建設株式会社 |
工事竣工 | 平成29年2月7日 |
規模概要
敷地面積 | 2,795.06m² |
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延床面積 | 17,776.73m² |
住戸面積 | 46.71~100.90m² |
構造規模 | RC造地上16階地下1階建 |
住戸総数 | 84戸 |